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 生命保険の証券は、情報の宝庫です。
 これを分析することで保険を見直す際、
 今入っている保険に無駄が無いか、または不足が無いか知ることができます。


 ここではそんな証券の分析方法を実際の証券を見ながらみていきたいと思います。

今回参考にする証券



1・保険契約者、被保険者、保険金受取人
 この契約の保険契約者、被保険者、保険金受取人を示します。
 保険契約者とは保険料を支払う人のとこ、
 被保険者とはこの保険の対象となる人、つまりこの人が死亡すれば死亡保険金が、
 入院すれば入院給付金が出ることになります。
 保険金受取人は被保険者に何かあって保険金が出る場合に保険金を受け取る権利のある人を言います。


 これら3つの選択により保険金を受け取ったときにかかる税金がわかってきますので、
 慎重に選択を行うべきです。
 税金については、詳しくはこちらをご覧ください。



2・主契約の名前(商品名)
 この保険の商品名、それと主契約の名前です。
 例だと商品名は「ライフアカウント L.A.」となっています。
 しかし商品名はあまり重要ではありません。
 (保険会社のサイトで調べるときや、電話で問い合わせるときにはこっちの名前のほうが便利ですが)

 重要なのは主契約の名前です。この名前が保険の構成を示していますので、
 名前を読めばどんな保険かだいたい理解することが出来ます。

 この保険では「3年ごと利差配当付利率変動型積立終身保険」となっています。
 これだけ見れば、何のことかさっぱりわかりませんが、
 「3年ごと利差配当付/利率変動型/積立終身保険」
 と区切った上で、後ろから読んでいきます。

 すると、この保険は一生涯保障が続く「(積立)終身保険」が主契約
 つまり一生涯続く死亡保障の保険であると理解できます。
 そしてこの「(積立)終身保険」は「利率変動型」、つまり利率が変動する、
 一定の金利ではなくて、変動金利商品であるということ、

 さらに一番最初「3年ごと利差配当付」とありますので、
 予定された利率(金利)よりも儲かった部分は3年ごとにもらえる、ということがわかります。

 ちなみにこの商品は「積立終身保険」と呼ばれるものが主契約ですが、
 これは通常の終身保険と違い、保険料の払い込みが終わるまでの保障は、
 この主契約部分の解約返戻金相当額しかありません。
 そして払い込み終了と同時に保障が大幅にアップして、
 この契約の場合500万になります(証券中のマル6参照)

 通常の終身保険よりもしばらくは保障が圧倒的に少なくなりますが、
 しかしその分保険料が割安になるという特徴があります。
 (なおこの保険の場合、所定の障害状態になった場合は、
 保険料払い込み終了前でも500万円満額受け取れるようです。
 マル4の特約の一番下にそういう記載があります)


 主契約になる保険:終身保険、定期保険、養老保険についてはこちらを
 その他の保険についてはこちらをご覧ください。



3・契約日、主契約の保険期間、主契約の保険料払い込み期間
 2001年に保険に加入し、2043年、この人が65歳になるまで保険料を払い込む契約になっています。
 そして保険料の払い込み完了後も主契約は一生涯続くと記載されています(終身保険なのですから当然です)


 なお当然ですが途中で解約することが出来ます。


4・特約
 2番目に重要なポイントです。主契約に各種特約をついてはじめてこの商品の全体像を知ることが出来ます。
 見るポイントとしては、・どんな種類の特約がついているのか、・特約は何年間有効か、の2点に絞られます。

■どんな種類の特約がついているのか
 とにかくたくさんてんこ盛りに特約がついていますが、大きく3種類分けることが出来ます。

1・死亡保障系
 死亡、特定の疾病、高度障害状態等になったときに出る保険です。
 この保険では上からの4種類と、一つとんだ傷害特約、災害割増特約がこれに該当します。

 上から2番目に「収入保障特約」というのがありますが、これは被保険者が死亡した場合、
 保険金受取人は毎年(この契約の場合)300万円受け取れる、というものです。
 (なお10年間受け取ることが出来ます、と少し下にいったところに書いてあります)

 定期保険特約とあわせて、もしも被保険者が死亡した場合は、
 保険金受取人は1700+300×10=4700万円を受け取ることが出来る(これに主契約の保障も加わります)、
 ということがわかるわけです(災害で死んだ場合など一定の条件に該当した場合はさらに保険金が増えます)。
 これが多いか少ないかは人それぞれですので、必要保障額を計算して検討してください。


2・介護系
 上から5つ目の「介護保障定期保険特約」がこれに該当します。
 保険会社の定める所定の要介護状態になった場合に保険金を受け取れます。

3・医療系

 一番下を除いた下から3つがこれに該当します。
 入院したら1日につき5000円、退院したときに25000円、手術したら200万円受け取れるようです。

 この証券には「入院何日目から保障するのか」という記載はありませんので、保険会社に問い合わせる必要がありますが、
 基本的に退院給付金額÷入院1日の保障額=入院給付がスタートする日と計算してかまいません。
 この場合は25000÷5000=5日目(4泊5日)から保障すると見て取れます。


 このようにこの保険は死亡保障・介護保障・入院保障とほぼすべての保障がそろった、
 これ一本で万全ですよ!という保険であるといえます。
 (私はこの保険タイプの保険が嫌いですが)

特約の種類についてはこちらをご覧ください。


■特約は何年間有効か
 証券には15年と書いてありますので、特約は15年たつと契約満了です。
 そして満了の際には更新するかしないかを選択することが出来ますが、更新すると保険料は上がってしまいます。

 更新が若いときにあるのであればよいのですが、
 ある程度の年齢に行くと更新すると保険料が2倍以上、ということがありますので注意してください。


 この特約の有効期間は一番見直しの検討が必要となりやすい部分です。
 もしも例えば今子供が0歳とするならば、この15年の保障では高校入学までしか保障がありませんので、
 大学卒業の22年間の保障にするという選択を考えることが必要になります。

 逆に子供が18歳であるのであれば、あと4年で大学卒業ですので、
 4年後には特約を全部解約してしまう、というのもありでしょう。


 また15年しか保障しないこの医療の特約のみ解約し、別の終身医療保険に加入するというのも検討に値する方法です。
 このように特約の期間はきわめて重要ですので、慎重に検討してください。




5・保険料
 主契約の保険料が12500円、特約の保険料が12370円の合計24870円を毎月支払うと書いてあります。
 これを「高い」と思うようなら特約を、又はこの契約そのものの是非を検討することになります。

 また「転換価格の合計」というのがありますが、
 これはこの契約の前に別の保険にはいっていて、その解約返戻金をこの保険にあてている、ということを示しています。
 これがなければこの保険の保険料はもう少し高いものになったということを示しています。
 (解約返戻金をこの保険に投入してよかったのか、そもそも解約する必要があったのか、
 という点は別に検討する必要があります。まあ過去の話なのでどうしようもありませんが。)



6・予定利率
 この保険の予定利率です。
 注意が必要なのは、この予定利率は銀行の利率とは異なる、という点です。
 現在の利率が1.8%と書いてあるからといって、そのまま1.8%の利子がつくというわけではありません。

 実際の利回りは、解約返戻金を元に計算してみる必要があります。



7・その他付帯されている保障以外の特約
 保障以外の特約が書いてあります。
 一番下に「リビング・ニーズ特約」とかいてありますので、
 この保険は余命○○日と診断された場合、死亡保険金を受け取ることが出来るということを示しています。



8・解約返戻金
 この保険を解約した場合、いくら返ってくるかを示しています。
 この保険の場合、特約はすべて掛け捨てになっていますので、
 払い込んだ主契約の保険料からこの解約返戻金額を割ると、実質の利回りが計算出来るわけです。




最後に
 たった一枚の証券ですが、書かれている情報量はすごいものがあります。
 正直わからない点のほうが多いかと思いますので、
 当サイトの該当する部分を読んでいただきたいと思います。

または無料のファイナンシャルプランナーの相談サービスを利用するのもいいでしょう。



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