財産分与

学資保険 保険会社によって違いがある?

教育資金の準備を目的として加入されることが多い学資保険。
資金を積み立てていき、契約者に万が一のことがあった場合には支払が免除されるという、比較的シンプルな内容なだけに、どこの保険会社でも同じなのではないかと思われる方もいるのではないでしょうか。
では、保険会社によって学資保険の内容に差はあるのでしょうか。

保険会社による学資保険の違いで注目すべき点のひとつが、給付金の給付タイミングです。
基本的には、大学入学時を目安に満期となっており、満期時に給付金が支払われることが多いのですが、保険会社によっては大学入学時だけでなく、小学校入学時や高校入学時など節目のタイミングで複数回に分けて給付されるものもあります。
中には、大学を卒業して社会人になるときにも給付されるというものもあるようです。
積み立てたお金を、どのタイミングで使用したいのかということをよく考慮し、それによって希望の給付タイミングに合った学資保険に加入するのが良いということがわかりますね。

次にチェックしていただきたいのが返戻率です。
返戻率というのは、実際に払い込んだ金額に対して、給付金として受け取ることができる金額がどれくらいなのかということがわかるものです。
返戻率が高ければ高いほど、払い込んだ金額よりも給付金の金額が多くなるため、お得度が高いということになります。
しかし、返戻率が高い保険ほど、途中解約したときに戻ってくる金額が少なくなるなどリスクもありますから、単純に高いものを選べばいいのかというとそうではありません。
無理なく払い続けることができる金額であるのかどうかということも注意しましょう。

学資保険の中には医療補償が充実したタイプのものもあります。
「こども保険」と呼ばれることもありますが、これは学資保険の貯蓄性に加えて、病気や怪我などに対しても給付金が出る、医療保険の要素もプラスされたものと考えればよいでしょう。
医療保険の要素が加わった分、貯蓄としての機能は劣りますが、怪我や病気の心配の多い子どもを持つ親としては、そうしたトラブル時のお金の心配が減るという点でありがたい存在になると言えます。

このように、同じ学資保険でも内容は様々となっています。
そのため、色々な保険会社を比較検討して、自分たちのライフプランや子どもの将来の進路予定に合ったタイプの保険を選ぶことが大切であると言えます。
ぜひ色々な保険会社をチェックしてみてください。