財産分与

学資保険で保険料控除となるのはどういう時?

年末年始になると耳にすることが増えてくるのが「年末調整」や「確定申告」という言葉です。
サラリーマンの方は年末調整時に、自営業の方は確定申告時に、生命保険控除証明書を提出することによって、所得税と住民税が控除されることになります。
では、学資保険はその対象となるのでしょうか。

学資保険は、生命保険にあたるために、生命保険控除の対象となっています。
子どもの学費の積立を目的としたものがほとんどであるため、積立定期預金のような位置づけに思われている方もいるかもしれませんが、契約者に万が一のことがあった場合に、その後の支払が免除されるという補償があるため、生命保険にあたるのです。

生命保険料控除は、学資保険だけでなく、一般的な生命保険と合算した金額で行われることになります。
しかし、どれだけ多くの生命保険に加入して、どれだけたくさんの保険料を支払っていたとしても、控除を受けることができる限度額が決まっているために、税金の控除目的で加入するというのはオススメできません。

ちなみに、この生命保険控除を受けるためには、加入している保険会社から送付される、「生命保険料控除証明書」というものが必要になります。
これは、こちらから手続しなくても、10月から年末にかけて保険会社から自動的に送付されてきますので、年末調整や確定申告時まで大切に保管しておきましょう。
万が一無くしてしまったとしても、保険会社から再発行してもらうことも可能です。

学資保険は、生命保険控除の対象であるということを知らなかったという方は、実はたくさんいらっしゃいます。
せっかく少しでも税金が安くなるのであれば、活用しない手はありません。
学資保険に加入している方は、今後忘れないように手続するようにしましょう。